仕事紹介

プラントの「血管」を作る、なくてはならない仕事です。

プラントとは、様々な原料や製品、電気やガスといったエネルギーを作り出す工場施設のことです。プラント建設では、設計、調達、建設と分野が分かれますが、各分野に携わる全ての技術者のことをプラントエンジニアと呼びます。

私たち日豊エンジニアリングは、プラント設計の中でも、様々な設備や装置をつなぐプラントの「血管」と例えられる配管に特化したレイアウト、デザイン検討を通じて、プラントの安全性向上や生活基盤となるインフラ分野での貢献を行っております。

プラントには大小様々な規模のものがあり、大規模なプラントでは配管が数千本になるものも存在します。プラントの配管設計では、数多くの配管を機能性や安全性、資材を含む建設コストの面から、より良い空間デザインを構築していきます。

設計の流れ

・基本設計

プラントに要求された仕様に対し、安全性や運転性の評価結果、建設コストの最適化から主要となる設備や配管について、概略となるレイアウト検討を行います。

・詳細設計

基本計画を基に細部の配管レイアウト(デザイン)検討を行います。レイアウト決定へは、耐震性能や熱応力評価による健全性確認、プラント内に共存する配管以外の設備との空間調整も含まれます。

・デザインレビュー

要求仕様への適合、各設備へのアクセス、メンテナンス面の妥当性をお客様を含めた3次元モデルでのデザインレビューにより確認し、配管設計として最終決定を行います。

※上記の流れを約1~2年かけて進めていきます。

プラントへ設置される配管内部へは、高温の油や水蒸気、極低温の液化天然ガスなど様々な温度の物質が流れます。また、地震や台風などの自然災害は、いつ起こるかわかりません。

解析業務では、配管内部に流れる物質の温度による金属の熱膨張や収縮、地震や風などの外的要因の影響により、配管や配管を支える構造物、また、配管によりつながれている設備や装置が壊れないように検証を行います。

解析の流れ

解析用3次元モデル作成

設計用3次元モデルや計画図を基に解析用ソフトへモデル入力、計算条件設定を行います。

計算・評価

解析ソフトによる計算結果から健全性についての評価を行います。評価基準は適合する法規や規格、指針との照合により、基準値以内に収まっているか確認します。基準値を超えた場合は、設計者とデザイン変更についての協議により、変更案での再計算を行います。

計算書作成

評価基準を満たしている解析モデルは、お客様への提出用計算書として纏め、解析業務完了になります。